不良債権処理 2007 10 21

 日本では、長年の持病であった、
「不良債権処理」は、やっと終わりました。
 最近、知人から、こんなことを聞かれます。
「ニュースでサブプライム問題がよく出てくるが、
外国では、これから、不良債権処理を進める国があるのか?」
 しかし、事情は、当時の日本と大きく違うと思います。
最近の不動産担保融資は、金融技術の進歩により、
証券化されて、世界中に、ばらまかれたので、
結果的に、「不良債権処理?」は、世界が負担して行うことになり、
日本のように一国だけで負担することにはならないと思います。
つまり、日本のように、長期的に渡って悲惨なことにはならないと考えています。
(参考)
2004年8月19日の日本経済新聞には、このような記事があります。
「新宿の西富久の土地には、旧日本債券信用銀行など複数の銀行が、
総額数百億円の融資をつぎ込んでいた。
 ところが、旧大蔵省が、不動産向け融資を抑制させる『総量規制』を導入。
資産デフレの中で、融資の担保になっていた土地は、
1平方メートル約200万円から55万円に急落。
 担保割れで、融資は不良債権化し、
地上げ途中の土地は、そのまま塩漬けになった。
 土地神話を背景に膨らんだ不動産担保融資は、
地価下落で、巨額の不良債権に姿を変えた。
 銀行は、公的資金注入を受け、
金融再編を繰り返しながら、その処理に10年の歳月を要した。」












































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